フランスは機能性紡績品の研究開発に力を入れ、国際市場を積極的に開拓している

　　フランス.紡績工業連盟（Union des industries textiles）の責任者はこのほど、近年フランスの紡績品生産量は大幅に減少しているが、フランスが世界のファッションブランドをリードし、ビジネス戦略に関する成功した経営を行っているため、この10年間、フランスの紡績業の売上高は240億ユーロ以上を維持しており、フランス製品の付加価値が向上していることを証明していると述べた。

専門家は、現在、フランスの紡績業のデザイナー、エンジニア、高級職員は労働者より多く、人材はフランスのファッション流行革新製品であり、国際輸出競争力を高める利器であると強調している。

ファッション衣類のほか、フランスの産業多元化政策は、同時に高機能繊維面布、スマート紡績品及びナミハイテク紡績工業への進出に成功し、自動車、航空機シート、医療用抗菌、抗敏感、抗静電気、運動用速乾通風、建設工程防潮絶縁などの特殊用途の機能性紡績製品にかかわらず、研究開発と革新を続け、そして積極的に海外市場を開発し、フランスに紡績成衣業の平均輸出比重は40%に達した。

2002年から2011年にかけて、フランスの紡績業の工場が移転し、国内の生産量が急落し、雇用労働者が半分近く流出した。賃金従業員数は2002年の19万8100人から、泰半を縮小し、9万1000人しか残っていない。しかし、年間売上高は240億ユーロ以上を維持している。フランスの紡績業の売上高を統計すると2002年は258億ユーロだったが、2011年は240億ユーロで、10年間で従業員が半減した。売上高維持されているのはうらやましい。

かつてフランスの紡績業は貿易のグローバル化で工場を外に移していたが、今では製造就業のために「フランス製品を愛用する」と唱えて業者のフランス生産を奨励し、外来紡績品をボイコットする貿易保護主義が高まっている。

フランス紡績品の既製服貿易の逆差額は、2002年と2011年の10年間で、それぞれ82億ユーロと122億ユーロだった。フランスの業者は、中国の安価な紡績品の不公平な競争がフランス紡績品の既製服の輸入貿易赤字の主な原因だと告発した。